全国に歯医者さんはどれくらいあるの?

未然に防ぐ「予防歯科」に注目

小学校では、歯科検診が毎年学校で行われています。
しかしそれ以外の学校や社会人になってからは、自発的に受診しない限り、なかなか検診を受けることはありません。
欧米に比べ、日本ではまだまだその意識が低い、とされています。
しかし、2016年のデータによると、20歳以上の方で、過去1年間に歯科検診を受けた人の割合は半数を超えているといいます。
この結果から患者のニーズに「予防」というキーワードが定着しつつある、ということがうかがえると言えるでしょう。
予防の対象としては、虫歯はもちろん、傷みなく進行する歯周病も含まれます。
痛くなってから歯医者さんを予約する時代から、痛くならないための予防のために歯科治療を受ける、ということが一般化してきているのです。

高齢化社会の日本

日本は、2005年に65歳以上の高齢者が全人口の1割に達し、その後加速度的に増加しています。
2022年では29.1%、およそ3割に達する勢いです。
少子高齢化の流れが強い日本ですから、高齢者割合は今後も増えていくことでしょう。

それに伴い、高齢者の補綴治療や歯周病治療の件数も増加していくことが予想されます。
また、患者の割合が高齢者に傾いていくと、加齢により、通院が難しい患者さんが増えていくということも容易に推測できます。
そのため、新たなニーズとして自宅に伺って治療する訪問歯科の分野も成長していくことでしょう。
昨今では、住民10万人につき60人以上の歯科医が存在する状態が長く続いています。
より患者のニーズを強く満たす歯科医療体制の構築が、歯科医院存続のカギになっているのです。